2014/01/20

しまむら

少し前に観た、カンブリ宮殿。ゲストは「しまむら社長」の野中正人さん。店舗数は、ユニクロより多く、日本一。一度も行ったことがないが、身近な所にあるようだ。「安さ」の秘密がとても面白かった。考え抜かれた商売方法。うーむ、凄い。社員旅行をしたり、働きやすそうな職場なのがまた素晴らしい。しまむらは、「強い会社には訳がある」、そんなカンブリア宮殿の番組コンセプトがベストマッチする会社だな。


【語録】

自社では製造しない。大量購入。「返品禁止(=完全買い取り)」「再値引き要求禁止」「販売応援の要請禁止」の三悪追放。サイズ1種類で売り切れ御免。経営哲学は「しまむら安心価格」。

物事はシンプルが一番。「ものを作る」のがメーカーの仕事。「売り切る」のが小売の責任。返品自体、余計な作業がいっぱい出てしまう。この作業が全部なくなったら「原価が安くならないか」と。余計な作業をなくしていけば、トータルコストは下がる。決めてしまえば、なんとかなる。

バイヤーの横には、「コントローラー」。商品を売り切るプロ集団。店にある商品について、全ての責任と権限を持っている。「責任」と「権限」というのはセットで、それを明確にしていく。これをはっきりしていくと、「リスク」が全部見えてくる。どこにどんなリスクがあるのかと。そうすると合理的な運営ができていく。

自前の「物流拠点」を持つ。

自分達の会社で一番いい方法というのは、よその会社の人には教えてもらえない。実際に仕事をしてみて、その中で一番いい方法は必ず出てくる。

仕事はなるべく単純にして、難しいことを簡単にすることがマニュアルの基本。全部は覚えられない。見るためにある。

(野中正人/しまむら社長)

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