2014/06/14

ファームドゥ

「信頼」が創る、農家も消費者も喜ぶビジネス。

カンブリア宮殿の今回のゲストは、ファームドゥ(Farmdo)の岩井雅之社長。「野菜の流通革命」で、農家も消費者も喜ぶビジネスモデルを構築。「新鮮な野菜はモノ凄く美味しい!」という言葉が番組中に何度も出てきた。「安価な中国野菜に負ける。しかも農薬漬けで危険」という悲観的な話が多いが、ファームドゥが行う「農業ー流通」のビジネスモデルが、「群馬-東京」だけでなく、日本全国に広がると、現代日本人の食生活が良い方向へ変わりそうだ。

「これからは農業だ」ということがプンプン匂う話が今回も登場。太陽光発電の下で農業を行うという今話題の「ソーラーシェアリング」もでてきた。エネルギーは太陽光発電で電気を発電して、各自で蓄電池にためる。食糧は、地産池消の地元の農業で。この二つで、ほぼ「自給自足」ができるようになれば、「外貨を稼がないと生きていけない」という呪縛やら脅迫概念が和らぎ、日本は人々が「安心」を持って住みやすい社会になるのではなかろうか。これまた『里山資本主義』につながる話。ということ考えながら、凄腕アイデアマン岩井雅之社長の番組を観た。


【語録】

巨大野菜専門店。ファームドウ。「食の駅」「地産マルシェ」30店舗を展開。1994年創業、年商73億円。契約農家数約5000軒。8割が群馬農家。東京で売る。

「地の利」×「独自流通」。農業ビジネス。レタスの鮮度の違い=流通の違い。野菜の美味しさで「鮮度」が占める割合は、葉物野菜の場合は80%。

農家目線で様々なサービスを生み出したきた。農家喜びシステム「値段は自分で決める」「売る店も自分で決める」「どんなモノでもOK」。「零細農家のビジネス集団」という革新。

若い人を農業に呼び込むには。「収入を安定させる」のが一番。農業をかっこいい産業にする。群馬県内に太陽光発電所を15箇所。ほとんどが耕作放置地。「ソーラーシェアリング」も検討。「農家との信頼関係」が生命線。モンゴルで日本式農業のビジネスを開始。

色々な人と会ったりしたときに、自分でピンとくるものがある。これは面白そうだ、というアイデアがまだいっぱいある。しかしある程度抑えないと事業ができない。農家も消費者も喜んでくれるから、やりがいがある。

(岩井雅之/ファームドゥ社長/カンブリア宮殿)

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