2016/07/10

さくら住宅

社員間の競争は、会社にとってマイナス。

カンブリア宮殿『さくら住宅』を観た。「どのようにして新たな仕事を獲得するか」という、ビジネスで一番重要かつ難しい課題へのヒントが満載。

その課題に対する答えとして、さくら住宅では、カンブリア宮殿では「黄金ストーリー」だが、世の中の多くとは正反対の法則が、社長の意志の元、色々と実践されている。 新規注文ではなく、「顧客との信頼」を優先。 地域密着サービス。 社員間での競争は禁止、などなど。

中長期的に結果を出し続けている会社の裏側(根底)には、こういった「人間性溢れるストーリー」が存在するんだな、と再認識。左脳(論理)一辺倒ではなく、左脳思考(理屈)と右脳思考(人間性、EQ、モチベーション・・)がバランスのとれた状態。簡単に言うと、ここで働きたくなる会社。そんな会社を目指したい。

■さくら住宅


【語録】

・住民を幸せにする「リホーム革命」。困った時の頼れる「住医」。小さな工事をきちんとやってくれると、次もお願いしたい心理になる。大きな工事も頼んでみようかなと。

・さくら住宅は「小さな工事」を快く引き受けることで、「大規模リフォーム」の受注につなげている。

・「お客様との距離」をどれどけ近くするか。手間を惜しんだらそれで終わりだと。

・営業トークはしない。「ここをやった方がいい」とか、こちらからは売り込まない。それは押し売りと同じだから。必要だったら、お客がかならず言う。

・地域密着サービス。18年連続黒字。基本的に「値引き」はしない。新規注文ではなく、「顧客との信頼」を優先する。

・ノルマ無し。社員間での競争は禁止。競争をやり始めると、社員間でお互いの心が離れていく。だから、競争はさせてはいけない。「いい月もあれば、悪い月もある」と認めてやらないとダメ。

(二宮生憲/さくら住宅社長/カンブリア宮殿)

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